~15歳の決意と私の喜び~
最近の治療室での出来事です。
当タケダスポーツクリニックには、3歳のお子様から80を過ぎたご年配までの患者様が来院されます。
そんなある日のこと、間もなく閉院という静かな治療室で、受け答えも大きな声でハキハキ出来るトレーニング鍛えられた肉体の青年が受診に来てくれました。
スタッフA「では治療を行いますね、B君は15歳?中学生かな?」
患者Bさん「はい、中3です。」
スタッフA「じゃあ、今年の春から高校だね、野球は続けるの?」
患者B「はい。もう進学先も決まっています。」
スタッフA「高校は決まっているんだ。大学でも野球は続けるの?」
患者B「プロ野球を目指しています。そしてここにサインを飾りに来ます。」
スタッフA「本当に?ちゃんと目標が決まっているんだね。色紙を書きに来てくれるの?色紙は今からもらっとこうかな?」
患者B「いや、3年後にきます。もう少し有名になって色紙を書きに来ます。」
私はタケダで働いて数年たちますが、患者さんからの「将来、こちらに色紙を書きに来ます」という言葉はとても頼もしく、この上ない喜びを感じます。今回もこのB君には元気をもらいました。怪我をして当院に来て治療を受ける間は苦しんでいるだろうに、彼はごく当たり前のように平然とそしてスポーツマンらしく真摯にその障害と向き合っていました。
野球青年B君よぉ~あなたの色紙をいつまでも待ってるよ~
忘れないでね~(^.^)
治療室での出来事でした♪おしまい。
白水 慶子
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