スポーツメディスンフォーラム②
こんにちは、診療補助の市原です!!
3/3(日)、武田先生のご厚意により高田先生と共に大阪で開催されたスポーツメディスンフォーラムに参加してまいりました。
本日は、数ある演題の中から当院でもよく見られる膝前十字靭帯断裂についてご紹介させて頂きます!!
みなさんもご存知の通り、前十字靭帯断裂はジャンプの着地・接地時に膝関節に外反・内旋が加わり発生し、接触もなく起こるという特徴を持っています。
(接触によっても起こりますが発生率は接触なく起こる事が多いです。)
車で例えるのであれば、他の車に衝突して怪我をするという割合よりも自分のハンドル操作ミスでの自損事故の方が多いというのと同じです。
どのような条件でハンドル操作を誤るかということを分析することで予防にも繋げられるという観点から動作解析実験をおこなっているそうです。
さらに断裂は0.04~0.12秒という短い時間で起こり随意的な筋収縮では防ぎきれないそうです。
このことから前十字靭帯断裂を防ぐためにはいかに正しいフォームで着地するかがカギとなってきます。
今回の講演では、主に前足部での着地と後足部での着地の違いについてお話されていました。
前足部での着地に比べて、後足部での着地は前十字靭帯断裂を引き起こす外反・内旋の作用が働きやすいというデータが動作解析実験で出ているそうです。これは後足部で着地した際に床から受ける床反力が膝を外反・内旋させるように働いてしまうとの事です。
このことから膝前十字靭帯断裂を予防するためには前足部での着地がいかに大切かお分かり頂けると思います!!
前十字靭帯断裂はスポーツ選手にとってかなり重篤な怪我になります。
そのため我々も前十字靭帯断裂の予防はかなり重要な事だと思っています。
悔いなくスポーツを続けていくためにも「予防」にも目を向けてみてはいかがでしょうか??
我々もできる限りのサポートをさせて頂きます!!
今後も大阪での番外編など挙げさせて頂きますので厚ご期待!!
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