スポーツメディスンフォーラム 第三弾
こんにちは! 診療の高田です!
スポーツメディスンフォーラムの第三弾ということで
今回挙げさせて頂く内容は
前十字靭帯断裂を予防する着地動作について挙げさせて頂きます!
前回の投稿でも少し取り上げましたが
今回はさらに掘り下げていきます!
内容が少し被りますが
前十字靭帯の損傷は
急激な減速を伴う、方向転換や着地の時に起きやすく
膝の外販・内旋のコンビネーション負荷がかかり起こると言われています。
スポーツトレーナーとしては
着地を前からと横からの多方向からの観察が必要になる動作です。
又、着地の際に後足部での接地は前足部での接地に比べ、
前十字靭帯損傷のリスクは格段に上がるといわれています。
後方接地での着地の際起こる損傷のメカニズムをまとめると
①着地をするときに体が後方へ傾く
↓
②後方重心で着地(後足部接地)が起こる
↓
③床からの反力が増える
↓
④大腿四頭筋(膝を伸ばす筋肉)の出力が増え
ハムストリングス(膝を曲げる筋肉)の出力が減り
すねの骨が前方に引き出される力が増える といったメカニズムが起きているそうです!
では、どのようにこの流れを防ぐかというと
結論としては、起こったものは防げない
前回も挙げましたが
この一連の動作は0.04秒~0.12秒で起こるため防げません
その為、着地前に姿勢を作ることが重要になるそうです!
原則として
・両足での着地をする。
・膝を深く曲げ、股関節を使い衝撃を吸収する。
当院でも武田Drが患者様に
〝着地は深く、低い姿勢を意識して!!!
と話している事と一致する内容だと感じました。
もし、良い姿勢が作れない時には転倒するほうが予防になるともお話しされていました。
また、姿勢を整えることは損傷の予防のみでなく
スポーツパフォーマンスにも影響するとの発表されており
骨盤の前傾・X脚(内股)・膝の過伸展・偏平足を持っている方は
パフォーマンスに影響がでるというデータも出ているそうです!
損傷のみならずにパフォーマンスにも影響が出るなんて・・・
正しい姿勢を指導することはやはり大事だなと感じた発表でした。
次回以降もスポーツメディスンフォーラムの続編を
投稿させていただく予定です!
乞うご期待を! 以上
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