整形外科・リハビリテーション科

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武田康志 回想録 第22弾『大恩師から頂いた一冊』

2019年2月20日 大学院恩師からいただいた本をご紹介します。

 

『スポーツ医学の立場からみた小学校の体育』

100年耐用性のある運動器を育てるために

東京大学名誉教授 日本体育大学名誉教授 中嶋寛之

 

 

この本は日本の小学校の体育のあり方に対して

スポーツ医学の観点から長年抱いておられた

中嶋先生ご自身の疑問に対する考え方をまとめたものです。

多くの方の理解が得やすいように読みやすく書かれています。

 

中嶋先生はご自身も柔道を長年されていて、大学時代に膝の半月板損傷をされました。

当時はまだご自身が納得いく治療の体制がなく、何とかしたいと考えられました。

10年の研修ののち関東労災病院整形外科に移動され、膝前十字靭帯損傷の診断について関節鏡と徒手診断(Nテスト)を開発、

やっと診断のめどがつくようになってきたとあります。

そして関東労災病院に集中的にスポーツ診療を行うスポーツ整形外科を1980年に新設されました。

 

サッカーで転び前腕を骨折したり、

身体の大きなバレーボール選手が回転レシーブで苦労する、といった状況をみて

「小学校の段階で転び方や身のこなし方を身に付ければ、将来必ず役に立つ」

と提言されて、子どもの体育の重要性を訴え続けておられました。

 

小学校の体育に関しては

「女子高学年は一生を通じて最も身体活動の活発な時期と思われる。

この時期に、レベルの高いスポーツ技術の指導ができないか?

また、男女共通してマット運動、柔道の受け身動作などを教えることにより 

骨折やその他の外傷を減らすことができるだろう」

といった提言を当時からされていたそうです。

 

30年以上経過した今、こうした発言の裏付けが様々でてきています。

その一つが

日本臨床スポーツ医学会の産婦人科部会が提言されたものにあります。

 

『10~18歳にかけて最も効率的に骨が丈夫になってゆく。

この時期に運動やスポーツによって適切な荷重刺激を与えることで

将来の骨粗鬆症の予防に役立つ』

『高齢者になるほど運動器の疾患による要介護者が増えている。

スポーツ・運動による運動器の耐用性を向上させ介護予防につなげられる。』

などなど。

 

私自身は、中嶋先生の創設された関東労災スポーツ整形外科で

スポーツに特化して診療、手術、リハビリなどを学びました。

スポーツ整形外科を志して20年以上経過し、

スポーツに特化して仕事をする立場になった今、

この本を読むと、自分の使命はもっと広く活動すべきと思い知らされます。

 

現時点で、アスリートとして戦っている人々のためのサポートは、もちろん極めて重要。

 

しかし、これから必ず到来する(すでに到来している)超高齢社会に向けて。

小学生、中学生のためにもっと

将来的な疾患予防につながる運動習慣の定着につながるスポーツイベントの応援や企画、

将来にわたって100年もつ運動器を形成する基礎作りの時期であることの啓蒙、

そうした活動も、プロのスポーツ医としては使命だと肝に命じました。

 

最後に中嶋寛之先生の本にある言葉を

 

超高齢社会の健康・医療戦略は子供の体育から

武田康志

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