早めの熱中症対策〜暑熱順化〜
全国各地でインターハイ予選や各種大会が開催されてきましたね!!
そして“熱中症”が心配される季節が近づいてきました。
昨年も掲載した記事を抜粋してもう一度皆さんに知ってもらえたらと思います。
”気温が25度以上で湿度などの条件がそろえば危険な状況になりますよ”
対策としてはまずは『暑熱順化(しょねつじゅんか)』です。
暑熱順化=体が暑さに慣れることです。
環境省は暑さに強い体をつくる暑熱順化(しょねつじゅんか)を推奨しています。
“暑熱順化するには具体的な方法と目安は?”
“なぜ暑熱順化は熱中症のリスクを減らせるのか?”
”暑熱順化で夏の暑さに強くなる理由”
暑熱順化した体は、
(1)発汗量が増える
(2)汗に含まれる塩分濃度が低下
(3)皮膚血管が拡張
(4)循環血液量も増加
という4つの効果が得られます。
<2週間でできる暑熱順化>
「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる程度の運動
(ウォーキングやジョギング、自転車など)を
毎日30分ほど続けると、約2週間で暑熱順化が整います。
<運動のほかにも入浴で暑熱順化>
膝や腰がわるくてウオーキングが難しい場合は
40度程度のお風呂に入浴しても暑熱順化できます。
お風呂の入浴時間は15分程度が目安です。
これにより、熱が逃げやすくなるので体温の上昇が防げます。
また、汗から失われる塩分が減るので、脱水になりにくくなります。
つまり、熱中症のリスクを減らせるというわけです。
〈体温上昇を防ぐメカニズム〉
運動を続けることにより汗をかきやすくなります。
汗がでて表面から蒸発すると皮膚の表面から熱が奪われるため、体温の上昇を防ぎます。
しっかりと汗をかくことがとても重要です。
自粛で外出や体を動かす機会が減っていると思いますので、以前よりも汗をかきにくくなっている可能性もあります。
水分補給も大切ですが熱中症を予防できる体を作る準備も意識してみてはいかがでしょうか?