武田康志 回想録 第23弾『恩師の本が出版されました』
2019年2月21日
恩師が本を出版されました。
関東労災病院スポーツ整形外科部長を19年間務められ、
現在は稲波脊椎・関節病院副院長としてご活躍されている内山英司先生です。
アキレス腱断裂の治療 運動と医学の出版社
アキレス腱が断裂した時、皆さまはどう考えられるでしょうか?
「アキレス腱が切れた!」
「スポーツには復帰できない!引退や!」
「手術すれば大丈夫や!」
・・・様々な思いを持たれると思います。
本書の中にもありますが、
一般的にはアキレス腱断裂の治療は
『つながることが治療の成功』
と考えられてます。
しかし!
本当の成功は、この概念にとどまりません。
つまり、腱がつながっても長さの調整がうまくいかない場合・・・
具体的には、「腱が短縮した状態」でつながってしまうと
足関節がストレッチしづらくなるので歩きづらくなります。
逆に、「腱が伸びた状態」でつながってしまうと
今度は力が入りにくい状態になります。
この場合、筋力を十分回復させなければ、アスリートの満足度はあがりません。
この書籍の緒言で、この書籍の意味づけという項目から始まります。
そこには
『この書籍は、基本的な概略を網羅した教科書的な内容にしようとはしていません。
私自身の経験とそれに基づく改良、実際に行ってきた手術・リハビリ・管理、そして結果を
1冊の書籍としてまとめあげたものです。
臨床の現場で積み重ねた経験を記録した書籍こそ、
医療現場で患者に尽力する人のために有用だと私は思っています。
そしてこの書籍がアキレス腱断裂に限らず、
より質の高い医療の発展に役立つと私は信じています。』
と書かれています。
武田康志
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