今年も始まりました. アスレチックトレーナー学科の授業
今年も始まりました。
福岡リゾート&スポーツ専門学校
アスレチックトレーナー学科の授業
かれこれ5年目になります。
私の担当は下肢のスポーツ障害の授業です。
6月10日から始まりました。
9時から11時までほぼぶっ通しで、スライドを使いながら講義します。<全5回>
写真のアスレチックトレーナー専門科目テキストは、整形外科の分野でも名だたるドクターが執筆されています。
ボリュームも多く、我々ドクターが読んでも読みごたえのある内容で、医学レベルも高いテキストです。
講義は、これに動画やイメージ像をふんだんに盛り込んだ、我ながら圧巻の内容です。
日本体育協会公認アスレチックトレーナーは、
私の大学院の恩師である東京大学名誉教授の中嶋寛之先生が中心になり立ち上げられた部門で
スポーツ選手を支える重要な位置づけにあります。
*中嶋寛之先生は日本で初めて関東労災病院にスポーツに特化したスポーツ整形外科を創設され、初代部長をされ、その後も日本のスポーツ整形外科発展に尽力された先生です。
ちなみに私は中嶋先生が創設された関東労災病院スポーツ整形外科で10年、日本体育大学スポーツ医学健康学科で5年学んだことになります。
アスレチックトレーナーにはそれなりに強い思い入れはありますので、ご紹介します
<スポーツ選手のパートナー的存在である日本体育協会公認アスレティックトレーナー>
アスレティックトレーナーとは,
プロや実業団等で活躍する一流アスリートはもちろん
一般の生涯スポーツ愛好家,
中学・高校の部活生,
スポーツ少年団など
すべてのスポーツ選手のコンディション作りをサポートする仕事です。
プロ選手に専属トレーナーとしてつく方もいます。
トレーナー業務はとても重要であり,
スポーツ競技者がコンディションをbestな状態で出場できるよう,
健康管理、
トレーニング内容の設定やトレーニング指導、
ケガの際にはアドバイス,
現場ではケガをした時の応急処置,
様々なけがのあとのリハビリテーション指導と
広範囲に活躍します。
日本体育協会アスレチックトレーナー(以下AT)の認定資格を取得するには?
<スポーツトレーナーを目指す人が資格をとる方法>
日本体育協会の「公認アスレティックトレーナー資格」を取得する方法は、
日本体育協会認定の専門学校や大学へ入学するという方法です。
指定のカリキュラムを修了すれば、講習や一部の試験が免除され、検定試験を受けることができます。
認定校は、全国にあります。
つまり、テキスト(スポーツリハビリやスポーツ栄養など様々な分野)を10冊ほど勉強して
まずは筆記試験に合格して
次に実技試験に合格して
そこで初めてATとして認定されるわけです。
検定試験の合格率は10%以下といわれ、最近でも30%前後とハードルが高い資格です。
こうした狭き門をくぐりぬけた優秀なトレーナーが、スポーツ選手を守るべく誕生しています。
彼等を指導する身としては、ATの認知度をもっともっと上げて、
様々な現場からオフアーをいただけるように力を尽くしたいと思っています。
ちなみにタケダスポーツクリニックは、こうしたATが6名在籍する、全国的にも有数のスポーツに特化したクリニックです。