ジョーンズ骨折 第2弾 どんな選手に多い? 早期発見できる?予防策は?
ジョーンズ骨折 第2弾
どんな選手に多い?
早期発見できる?
予防策は?
ジョーンズ骨折の頻度は高校生や大学生に多く、100名いた場合2~3名いると
言われます。
どんな選手に多いか?
①小趾側(足の外側)に体重をかける癖のある選手におきやすい
②足趾の把持力が弱い選手
③足を地面に設置した際に足の前方部と後方部が柔らかく動くことでショックを和らげますが、前方部と後方部の動きが硬い人選手
④股関節が硬くて、いわゆるガニ股で足の外側から足を着くような選手
早期発見できるか?
ジョーンズ骨折はレントゲンで撮影することで判断することが多いのですが、
最近では超音波エコーでスクリーニング検査をすることができます。
予防策は?
順天堂大学整形外科 准教授 斎田良知先生、東京医科歯科大学整形外科の立石智彦先生(日本サッカー協会医学委員)を中心としたグループが健診を行い、無症状でも骨皮質に徴候があれば、プレーをしながらいくつかの予防策を講じて骨折を予防することを提案しておられます。
①小趾側(足の外側)に体重をかける癖のある選手におきやすい
➡インソール(足底板を作製)で外側荷重になりにくくする
②足趾の把持力が弱い選手
➡足の把持トレーニングをいれる
③足を地面に設置した際に足の前方部と後方部が柔らかく動くことでショックを和らげますが、前方部と後方部の動きが硬い人選手
➡理学療法士に足根骨間のモビライゼーションをしていただく(ここは私がこだわっている内容です)
④股関節が硬くて、いわゆるガニ股で足の外側から足を着くような選手
➡股関節の内旋(おんなのこすわり)ができるように
可動域拡大訓練
あとは栄養面でビタミンD補給です。
世界的に、ビタミンD不足は疲労骨折のリスクと言われています。
また、人工芝など止まりやすいグランドでは止まりやすいシューズは危険で履き替えが必要です。
当院での検診の画像を載せています。