アスレティックリハビリテーション講習
先日、7月9日に神奈川県の「箕山クリニック/Dr.ARMS」の三栖トレーナーを当院へお招きし、
アスレティックリハビリテーションについて講義や、実際に現場で行っているトレーニングや考え方をご教授して頂きました。
三栖トレーナーの活動は
- 國學院久我山高校サッカー部フィジカルコーチ(2010-)
- FC琉球フィジカルコーチ(2017-)
- スフィーダ世田谷FCコンディショニングアドバイザー(2015-)他
など数多くのトップアスリートを診られている敏腕トレーナーです。
当日はFC琉球の試合の翌日、鹿児島からお越しいただき、11時~17時までみっちり講義して頂きました。
前半の部ではAthletic Training pyramidの考え方を元に、
Ankle sprainいわゆる足関節捻挫などの靭帯損傷についてメカニカルストレスやメカニカルフォースといった、患部にかかるストレスを考えながらどのような時期に、なぜその様なトレーニングが許可されるのかなどを当院のスタッフの考え方を意見したり、三栖トレーナーの考え方を教わったりました。
アスリートにとって早期復帰は望まれることですが、むやみやたらにトレーニングをしたら良いわけではなく、かと言って、必要ないトレーニングをするのも時間の無駄になる。効率よく選手の機能を上げ、パフォーマンスを上げていくことで早期復帰がなされるものだと感じました。
後半の部ではMuscle strain(肉離れ)などの筋損傷について同じように講義して頂き、実際の症例を元に考え方と行ったトレーニングを解説していただきました。
トレーニング内容をスタッフ全員で行いましたが、日ごろ怠けているせいか身体が言うことを聞きませんでした。
トレーニングはどの筋肉を狙って、どれぐらいの負荷設定で行わせるかが重要で、トレーニング中や翌日の患者の身体のリアクションなどで負荷設定の評価をし、「復帰前には必ず、競技以上の負荷をかけてから復帰させている。」とおっしゃっていました。
今回の三栖トレーナーから教わったことを今後の当院でも生かしていけるようスタッフ一同、患者さんの復帰に向けて考え方を統一して、実践できるようにしていきたいと思います。
最後に、お招きした三栖トレーナーはFC琉球のフィジカルトレーナーということもあってか、もの凄く日焼けされていてびっくりしました(おそらく陸上のサ〇ブラウンよりも黒かったと思います)。講義の後は福岡名物「もつ鍋」と「屋台」で締めさせていただきました。
お忙しいところ当院へ来ていただきありがとうございました。
リハビリテーション科北島でした。