【腓骨の疲労骨折】今回は腓骨という、下腿の細い方の骨の話題です
【腓骨の疲労骨折】
今回は腓骨という、下腿の細い方の骨の話題です。
昨日の脛骨の隣の骨です。
腓骨は荷重の1/6を支える骨です。
スポーツでは直接打撲しての腓骨骨折が頻繁に発生しますが
実はその他、腓骨にも疲労骨折は起きるんです。
『足関節(足首)の痛みが強くなってきました。』
と来院される症例の中に
よーく診てみると足関節外くるぶしの少し上が痛くて
『ダッシュしてもジーンと痛みます。』
『急なストップしてもジーンと痛みます。』
『ジャンプもジーンと痛みがきて高く飛べません。』
というケースがみられます。
レントゲン検査をしてみると、腓骨の痛みのある部分に仮骨が出現している・・・
これは・・・
まさしく疲労骨折じゃないですか!
写真の青●付近に痛みを感じる時は骨をよく押してみてください。もし骨に痛みがあれば医療機関に受診してください。
早期発見していれば6週から8週で骨癒合するが多く、
この時期だとダッシュやジャンプまでしても問題ない例が非常に多くなります。
(骨癒合はレントゲンで新しくできた仮骨が正常の骨の色に近づくことで判定します)
症状だけで見切り発車すると再発しますのでドクターと相談が必要ですよ