【肉離れ発生部位の種目特性(ソフトボール・ラグビー・アメフト・サッカー)】
【肉離れ発生部位の種目特性(陸上以外)】
~ソフトボール、ラグビー、アメフト、野球、サッカー編~
『うちの子の競技ではどこの筋肉が肉離れ多いと???』
スポーツにおける肉離れの疫学的検討として
関東労災病院スポーツ整形外科19年間での肉離れ症例1348例を比較検討したデータからご紹介します。
ソフトボール・アメフト・野球
野球とアメフトは平均年齢が23歳と20歳ですが、
損傷筋の割合が非常に類似しています。
野球とソフトボールを比較するとソフトボールで腓腹筋の割合が非常に多くなりますが、
年齢層が31.7歳と高いことが腓腹筋の損傷割合が多くなる要因と考えられます。
ラグビー・サッカー
ラグビーとサッカーではどちらも
ハムストリングと大腿四頭筋で全体の70%以上を占めています。
ラグビーでは腓腹筋の肉離れ、サッカーでは内転筋の肉離れが多いのが特徴的です。
早期発見を意識して!!!!!!
是非 今日から この写真を参考に
入念にストレッチをして
違和感やコリや痛みが好発部位にないか要チェック
早期発見に役立ててください
スポーツ損傷としての肉離れの疫学的検討(原著論文)
武田 寧(関東労災病院), 内山 英司, 岩噌 弘志, 平沼 憲治, 箕山 理, 本田 篤司, 萬納寺 毅智, 中里 浩一, 中嶋 寛之
日本臨床スポーツ医学会誌(1346-4159)9巻1号 Page82-89(2001.02)