腰のどんな症状ですか?
- 腰を反ると痛い、腰の痛みがなかなか取れない
- 足のしびれ、足に力が入りずらい
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腰を反ると痛い、腰の痛みがなかなか取れない
- 概要
若年者に多く、スポーツで腰を反ったり、捻る動作が多いと、過度のストレスが腰椎にかかり疲労骨折を起こしてしまいます。
腰の痛みがなかなかとれなかったり、痛みが引いたり出たりを繰り返したり、治療をしても症状の改善を認めない場合は腰椎分離症を発症していることが多いです。
適切な治療を怠ると、腰椎分離すべり症へ移行してしまうリスクが高くなりますので、成長期の腰の痛みは早期受診をおすすめします。
- 疑われる疾患
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- ・腰椎分離症 (疲労骨折)
- 必要な検査
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レントゲン
骨の形態をチェックし、骨年齢を評価します。
MRI
レントゲン検査で明らかな異常が認めれられない場合MRI検査を行います。MRI検査にて腰椎分離症特有の場所に炎症がないかを確認し炎症を認めた場合は腰椎分離症の診断になります。
CT
MRIにて腰椎分離症が見つかった場合、CT検査を行います。CT検査にて亀裂の有無、亀裂の深さなどを確認し、治療期間を決めていきます。
最終的にCT検査にて骨癒合を確認し、癒合を認めた場合スポーツへの完全復帰が許可されます。
- タケスポでの治療、復帰までの流れ
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MRI、CTにて分離症と診断されると、約1か月コルセットを四六時中装着し、安静となります。
治療としてオステオトロンという超音波の骨折治療器をあて、骨の治癒促進を図っていきます。
約1か月後、痛みが消失したら再度MRI検査を行い、炎症反応が改善されているかを確認します。
炎症反応が改善されていると判断したら腹筋・背筋のテストを行い、合格するとJOGが許可され、そこからは段階的にリハビリを行い、スポーツ復帰となります。
当院では明確なプロトコールをもとにスポーツ復帰までサポートしていきます。
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足のしびれ、足に力が入りずらい
- 概要
腰椎は5個の骨と1個の仙骨、椎間板というクッションで形成されています。
椎間板はアンパンのような作りになっており、外側のパンを繊維輪、中身のアンを髄核とすると、繊維輪(パン)が裂けて髄核(アン)が出っ張り神経などに悪さをすることで痛みが出現したりします。
また、足を挙げるとしびれが出現したり、足の力が入りずらいこともあり、症状によっては手術をすることもあります。
- 疑われる疾患
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- ・腰椎椎間板ヘルニア
- 必要な検査
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レントゲン
腰椎(骨)の状態、腰椎と腰椎との間が狭くなっていないかを確認します。
MRI
腰椎の形態・椎間板の状態を確認し、他に隠れている疾患がないかチェックします。
- タケスポでの治療、復帰までの流れ
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痛みや痺れを内服や物理療法などでコントロールします。
症状が緩和され足を上げても痺れが出現しないようになりましたら、胸郭・股関節周囲のストレッチ、日常生活動作の指導、腰部周囲の筋緊張の緩和、体幹周囲筋のトレーニングを行っていきます。
足上げ(SLR)の改善、筋力・知覚異常の改善がみられましたら段階的にスポーツ復帰をしていきます。
当院では腰を専門に診る理学療法士が在籍しておりますのでお気軽にご相談ください。
軽症である場合にも、将来的なパフォーマンスへの影響が考えられます。
予防やストレッチ方法などのレクチャーもいたしますので、
不安な方はぜひ一度ご相談ください。