もものどんな症状ですか?
- 走ると太ももが痛い。でも、ストレッチしても痛くない。
- スポーツ中に相手と接触した。カツが入った。
- 急に走る、ジャンプ動作にて痛みが出た。張りを感じる。
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走ると太ももが痛い。でも、ストレッチしても痛くない。
- 概要
発症のメカニズムとしては体重の荷重による上からの力と地面を蹴ったときに下から伝わる衝撃によって大腿骨に強い負荷がかかり起こります。大腿骨の中下1/3に起きやすく特徴としては大腿骨内側部に発症します。大腿骨頸部(compression type、tension type の2つのパターン)にも発症することがあります。
- 疑われる疾患
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- ・大腿骨疲労骨折
- 必要な検査
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レントゲン
大腿骨疲労骨折になれば、2週間ほどで大腿骨内側部に仮骨が出現してきます。
MRI
早期で発見する為にはMRIは有用です。レントゲンだと仮骨が出現するまでに時間がかかるため早期に発見するためにはMRIを行なって確定診断をします。
- タケスポでの治療、復帰までの流れ
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①疲労骨折の診断になると、完全に運動を中止していただきます。
②レントゲン検査を2週毎に行い、骨の治りを観察していきます。
復帰の指標としては、①、②を観察しながら進めていきます。
約12週が復帰の目安になります。(経過により個人差はあります)
②レントゲン検査にて骨の治癒を確認できたら、段階的に運動強度を上げていき、復帰を目指します。
当院では、発症初期からオステオトロンという超音波の骨折治療器を当て、骨の治癒促進を図っていきます。
この治療器は週に3回以上行うことが良いとされています。
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スポーツ中に相手と接触した。カツが入った。
- 概要
相手との接触で筋肉の損傷がおこり、腫れ、筋肉内に出血がおこります。
重症であれば、歩行困難や安静にしていてもジンジンとした痛みを感じます。
- 疑われる疾患
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- ・大腿筋挫傷
- 必要な検査
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レントゲン
骨折の有無や過去におきた骨化性筋炎がないか確認します。
MRI
損傷部位や血腫量(筋肉内の出血量)を確認し、重症度を判定していきます。
- タケスポでの治療、復帰までの流れ
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MRIにて筋挫傷と診断されると、早期より可動域の改善を行います。
安静にしたまま動かさないでいると固まってしまい、手術で血腫を除去しないと動かない場合があるため早期より積極的に動かしていきます。
可動域が改善し、筋力も左右差なく回復すれば、段階的にスポーツ復帰となります。再受傷を防ぐため、復帰してまもなくは患部にプロテクターを装着してプレーします。
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急に走る、ジャンプ動作にて痛みが出た。張りを感じる。
- 概要
筋肉の急激な収縮や、過度に伸ばされることで発生します。
発生部位は、ハムストリングス、大腿四頭筋、内転筋が多く発症します。
- 疑われる疾患
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- ・大腿四頭筋肉離れ
- ・ハムストリングス肉離れ
- ・内転筋肉離れなど
- 必要な検査
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レントゲン
骨の状態を確認します。
MRI
損傷部位の特定、範囲、筋肉の出血量、筋内腱の損傷度合を確認します。
- タケスポでの治療、復帰までの流れ
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MRIにて診断されると、軽症・中等症・重症に分類され、分類によって復帰時期も異なります。
症状の改善は、ストレッチでの痛み→力を入れての痛み→押しての痛みの順で改善していきます。
筋内の出血量が多い場合は定期的にMRI検査で評価する場合もあります。
復帰には、十分な可動域、左右差のない筋力、股関節周囲(お尻)の筋力や体幹筋力の改善が必要不可欠になりますので、当院ではスポーツ復帰までしっかりとサポートしていきます。
軽症である場合にも、将来的なパフォーマンスへの影響が考えられます。
予防やストレッチ方法などのレクチャーもいたしますので、
不安な方はぜひ一度ご相談ください。