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整形外科・
リハビリテーション科

捻挫を早く治すリハビリ方法

こんにちは。福岡市城南区の整形外科・スポーツ整形外科 タケダスポーツクリニックです。

足首(足関節)の捻挫は、スポーツ外傷のなかで最も頻度の高いものの一つで、

関節に力が加わり靭帯が部分損傷したものから断裂した状態を指します。

後遺症を残さずに早くスポーツに復帰するためには、適切な処置とともに適切なリハビリを行うことが重要です。

今回は、捻挫を早く治すためのリハビリのコツをまとめました。

 

捻挫が長引く原因

小学生までの子どもの足首の捻挫では、外くるぶし下端の剥離骨折を伴うことが多いと言われています。

この剥離骨折を見逃してしまうと、治療が長引く場合もありますし、足関節の緩みを残してしまうことがあります。

初めて捻挫をした場合は軽く考えず、レントゲンや超音波検査で剥離骨折がないかを医師に確認してもらいましょう。

もし剥離骨折があれば、痛みが軽くてもしっかり固定(4~6 週間)してもらい緩みを残さないことが大切です。

 

また経過中の注意として、痛みが軽くなったからと自己判断で固定をはずしてしまい、

靭帯が緩んだまま競技に復帰すると捻挫を繰り返しやすくなり、関節がぐらぐらして将来軟骨を傷めてしまうこともあります。

 

捻挫のあとの痛みや腫れが長引く場合には、画像検査などでもう一度どの靭帯が損傷しているか、骨挫傷(特に内くるぶし)などの合併症が起こっていないか、

もしくは外脛骨といって余分な骨(過剰骨)による足の内側の痛みでなかなか復帰できないこともあるので、

こうした捻挫に合併した痛みなどについて、きちんと整形外科を受診して診察してもらいましょう。

 

捻挫を早く治すリハビリ方法

捻挫のリハビリには、急性炎症の処置、関節の動きの回復、筋肉の強化などが含まれます。

回復の程度や問題を確認しながら対処できるので、リハビリを介した治療が望ましいです。

一日も早く痛みをなくし、スポーツ復帰するためには腫れを軽減させること、可動域を元通りすることが必要です。

 

初期段階では、靭帯に過度なストレスがかからないように、早期に炎症による腫れを引かせるためにしっかりと関節を固定します。

・くるぶしを圧迫し腫れをおさえるパッドをした上でU 字固定がベストです。

・なお包帯は足部から足関節そして下腿下1 / 3 程度まで巻くことがベストです。

 

負傷した関節に体重がかけられるようになれば、可動域を回復させる可動域訓練やストレッチなどを行います。

第1段階

足関節の回復の第一段階は全く片足で立てない状態から数秒片足で立てるようになる、

それから日に日に片足で立てる秒数が多くなってきます。

そして安定して立てるようになれば第1段階クリア。

第2 段階

片足で立った状態で 両手をさまざまな方向にしてバランスを崩すようにしても立てるようになります。

3 0 秒程度バランス崩しながらでも立って入れれば第2 段階クリア。

第3 段階

片足で踵上げです(ヒールアップ)。

これが1 ㎝くらいから上がり始め、最後は健側であがる高さ(平均は9 ㎝)で2 0 回可能となれば

ほぼ足関節としての基本機能は完了で第3段階クリア。

第4 段階

ここからアジリテイーや筋トレ、さらなるバランスエクササイズをして仕上げです。

腫れや痛みがなくなれば、下記のようなバランストレーニングや筋力トレーニングを徐々に開始していきます。

セラバンドチューブを用いての足関節4 方向の筋トレ

足の甲や裏などにセラバンドチューブをかけ、引っ張ることで負荷をかけた状態でその負荷と反対方向へ関節を動かします。

ヒールアップエクササイズ

両足または片足で立ち、母趾球に体重を乗せて、踵を真っ直ぐ持ち上げます。

バランスデイスクを用いてのバランスエクササイズ

バランスディスクなど不安定な場所で片足立ちになり、正面を向いてバランスを取ります。

可動域と筋力が回復し正しい動作を習得できたら、アジリティーテストを行います。

テストに合格すれば、晴れてスポーツ復帰となります。

アジリティテストとは減速と方向転換を含むスピードテストのことで

・ラダートレーニング

・マーカーを用いたスラロームエクササイズ

などを指します。

 

注意点

リハビリ期間中に、患部以外(体幹・上半身・下半身の筋力や持久力など)の補強トレーニングを実施しておくことで、復帰後のパフォーマンスを高めることができます。

リハビリは痛みを我慢して無理をせず、痛みの出ない回数と強度でおこなってください。

リハビリは、必ず診察した医師の指示に従って進めてください。

 

まとめ

小学生までのお子さんの捻挫は、剥離骨折が隠れていないことを医師に診断してもらうことが重要です。

捻挫をした時は、足をひねっただけだと安易に考えず、正確な負傷部位とその程度を医師に確認してもらいましょう。

捻挫を早く治し、復帰後の怪我や再受傷を予防するためには、回復の段階に合わせた適切なリハビリと筋力強化が大切です。

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